2月18日の日記
2006年2月18日http://3.csx.jp/peachy/data/korea/korea.html
僕は、いわゆる右翼とか左翼とか、改憲とか護憲とか、
歴史認識だとか何とかに関して、
今のところは限りなくニュートラルな立場を守ろうとしています。
ここで書いたことはありませんでしたが、僕の所属しているサークルは
現代問題というつかみ所のないものを研究するところで、
週に一回のペースで、マルクスの「資本論」を読んでもいます。
ご想像の通り、右翼か左翼でいえば、
左翼的な考え方をする人が大半を占めています。
何らかの政治的な活動をするわけではないので、そうでない人も、
中にはすごい右翼な人もいるのですが、やはり少数派です。
僕はこのサークルに入る時点で、
こういった事情についてある程度知っていました。
それでも入会したのは、僕が彼らと同じく左翼的な思想を持っていたからでも、
逆に右翼的な思想を持っていて、
彼らの主張をなんとか捻じ曲げてやりたいと思ったからでもありません。
正直に言って、多少のうさん臭さを感じてもいましたが、
それ以上に、純粋に、このサークルでの活動が面白そうで、
またサークルの雰囲気が気に入ったためです。
我ながら、大学生のサークル選びとして、
これ以上ないくらい標準的で真っ当な基準だと思います。
同じようにして入会した一年生と、
そうでない、つまり何らかの政治的信条が先にあって入会した
一年生は、たぶん、半々くらいだったと思います。
それが今、一年生の終わりになって、
当初の立場を守っているのは僕も含めて二人だけです。
このサークルと、それから恐らくは伊坂幸太郎の影響で、
僕はいわゆるネット右翼というやつが嫌いになりました。
別に、主張していることが嫌いなわけではありません。
そこについては、初めに言ったように、
今のところニュートラルです。賛成も反対もしていません。
戦争とか歴史とかを語ろうという気になれるほど、
僕は知識を持っていないし、考察も甘いと思うからです。
それでも僕がこういう感情をもつのは、
僕の見てきた、彼らの嘲るところの左翼的な思想をもった人々のほうが、
彼らよりもよほど真剣に問題と向き合っているように見えるからです。
もちろん、ネット右翼の人たちが皆そうだと言うつもりはありません。
冒頭のページを作成した方などは、違うのかもしれません。
ですが、漫画家のいうことや2chに書いてあることなどを信じて、
ブログでお手軽に韓国を馬鹿にしている人のうち一体どれだけが、
講演会を主催したり、勉強会を立ち上げたりした経験を持っているのでしょうか。
そう思うと、僕はとてもネット右翼と呼ばれる人たちを好きになることはできません。
たとえ、その主張が正しくて、将来、僕が
似たような意見を持つに至ったとしても、好きにはならないと思います。
けれど、だからといって僕は、
左翼的な思想に賛同はしていませんし(反対もしていませんが)、
またそういった考えの人たちを必ずしも好いているわけでもありません。
例えば、サークルに、僕と同じく
大学に入るまでは完全にノンポリだった同級生がいます。
ところが、彼は今や立派な(といえば彼は否定するでしょうが、
僕から見ればやはり立派な)マルクス主義者です。
去年の四月に一人暮らしを始めた彼の家の本棚には、
既にたくさんの本があります。
いずれも、政治や経済などといった分野に関わるものばかりです。
それを見るだけでも、彼がとても熱心に
勉強しているのだということがわかります。
しかしまた、そのタイトルを眺めていると、
それらの本が、分野は多岐に渡っているものの、
傾向としては明らかに偏っていることに気付きます。
つまり、どちらかといえば左翼的な、
場合によっては共産主義的な主張を含んだ内容であると
予測されるものばかりなのです。
また彼は、講演会の場などでも、自分の考えに
合わないような内容には耳を傾けようとしません。
彼は確かに熱心に勉強をしていますが、
しかしこれでは本質的にはネット右翼と変わらないのではないか、と思います。
ネット右翼を自負する方が聞いたら怒り出すでしょうが。
そんなわけで、僕は安易に政治的な問題に関する判断を下すことを躊躇っています。
大学に入るまではほとんど興味さえなかったのですから、
立場としてはあまり変わっていません。
しかし、今は興味がないわけではありません。
むしろ、目を背けてはならない問題だと考えています。
いわば積極的な判断保留状態です。
この状態そのものに価値があるということはできませんが、
少なくとも僕は、安易に結論を下すよりマシだと思っています。
もちろん、いつまでも判断をしないでいるつもりはありません。
とはいってももうだいぶ長い間悩んでいますが。
僕がこのようなことを考えるようになったのは、
間違いなく今のサークルのお陰であって、
例えそこがマルクス主義者の巣窟であったとしても、
僕にとっての意義は変わりませんし、
また同時に、サークルでの活動が楽しいことも事実です。
悩むことが多いのも事実ですが。
最後に、この文章は特定の個人にあてたものではないことと、
右翼とか左翼という分類について言いたいことのある方もいらっしゃるでしょうが、
無知な学生の言うことと思って、
寛大に受け取っていただきたいということを付け加えておきます。
で、何が言いたいかというと、このページは
文字が多すぎていまいち読む気が起きないってことです。
ごめんなさいごめんなさい。
ちょっとずつ読んでるんですけど。
僕は、いわゆる右翼とか左翼とか、改憲とか護憲とか、
歴史認識だとか何とかに関して、
今のところは限りなくニュートラルな立場を守ろうとしています。
ここで書いたことはありませんでしたが、僕の所属しているサークルは
現代問題というつかみ所のないものを研究するところで、
週に一回のペースで、マルクスの「資本論」を読んでもいます。
ご想像の通り、右翼か左翼でいえば、
左翼的な考え方をする人が大半を占めています。
何らかの政治的な活動をするわけではないので、そうでない人も、
中にはすごい右翼な人もいるのですが、やはり少数派です。
僕はこのサークルに入る時点で、
こういった事情についてある程度知っていました。
それでも入会したのは、僕が彼らと同じく左翼的な思想を持っていたからでも、
逆に右翼的な思想を持っていて、
彼らの主張をなんとか捻じ曲げてやりたいと思ったからでもありません。
正直に言って、多少のうさん臭さを感じてもいましたが、
それ以上に、純粋に、このサークルでの活動が面白そうで、
またサークルの雰囲気が気に入ったためです。
我ながら、大学生のサークル選びとして、
これ以上ないくらい標準的で真っ当な基準だと思います。
同じようにして入会した一年生と、
そうでない、つまり何らかの政治的信条が先にあって入会した
一年生は、たぶん、半々くらいだったと思います。
それが今、一年生の終わりになって、
当初の立場を守っているのは僕も含めて二人だけです。
このサークルと、それから恐らくは伊坂幸太郎の影響で、
僕はいわゆるネット右翼というやつが嫌いになりました。
別に、主張していることが嫌いなわけではありません。
そこについては、初めに言ったように、
今のところニュートラルです。賛成も反対もしていません。
戦争とか歴史とかを語ろうという気になれるほど、
僕は知識を持っていないし、考察も甘いと思うからです。
それでも僕がこういう感情をもつのは、
僕の見てきた、彼らの嘲るところの左翼的な思想をもった人々のほうが、
彼らよりもよほど真剣に問題と向き合っているように見えるからです。
もちろん、ネット右翼の人たちが皆そうだと言うつもりはありません。
冒頭のページを作成した方などは、違うのかもしれません。
ですが、漫画家のいうことや2chに書いてあることなどを信じて、
ブログでお手軽に韓国を馬鹿にしている人のうち一体どれだけが、
講演会を主催したり、勉強会を立ち上げたりした経験を持っているのでしょうか。
そう思うと、僕はとてもネット右翼と呼ばれる人たちを好きになることはできません。
たとえ、その主張が正しくて、将来、僕が
似たような意見を持つに至ったとしても、好きにはならないと思います。
けれど、だからといって僕は、
左翼的な思想に賛同はしていませんし(反対もしていませんが)、
またそういった考えの人たちを必ずしも好いているわけでもありません。
例えば、サークルに、僕と同じく
大学に入るまでは完全にノンポリだった同級生がいます。
ところが、彼は今や立派な(といえば彼は否定するでしょうが、
僕から見ればやはり立派な)マルクス主義者です。
去年の四月に一人暮らしを始めた彼の家の本棚には、
既にたくさんの本があります。
いずれも、政治や経済などといった分野に関わるものばかりです。
それを見るだけでも、彼がとても熱心に
勉強しているのだということがわかります。
しかしまた、そのタイトルを眺めていると、
それらの本が、分野は多岐に渡っているものの、
傾向としては明らかに偏っていることに気付きます。
つまり、どちらかといえば左翼的な、
場合によっては共産主義的な主張を含んだ内容であると
予測されるものばかりなのです。
また彼は、講演会の場などでも、自分の考えに
合わないような内容には耳を傾けようとしません。
彼は確かに熱心に勉強をしていますが、
しかしこれでは本質的にはネット右翼と変わらないのではないか、と思います。
ネット右翼を自負する方が聞いたら怒り出すでしょうが。
そんなわけで、僕は安易に政治的な問題に関する判断を下すことを躊躇っています。
大学に入るまではほとんど興味さえなかったのですから、
立場としてはあまり変わっていません。
しかし、今は興味がないわけではありません。
むしろ、目を背けてはならない問題だと考えています。
いわば積極的な判断保留状態です。
この状態そのものに価値があるということはできませんが、
少なくとも僕は、安易に結論を下すよりマシだと思っています。
もちろん、いつまでも判断をしないでいるつもりはありません。
とはいってももうだいぶ長い間悩んでいますが。
僕がこのようなことを考えるようになったのは、
間違いなく今のサークルのお陰であって、
例えそこがマルクス主義者の巣窟であったとしても、
僕にとっての意義は変わりませんし、
また同時に、サークルでの活動が楽しいことも事実です。
悩むことが多いのも事実ですが。
最後に、この文章は特定の個人にあてたものではないことと、
右翼とか左翼という分類について言いたいことのある方もいらっしゃるでしょうが、
無知な学生の言うことと思って、
寛大に受け取っていただきたいということを付け加えておきます。
で、何が言いたいかというと、このページは
文字が多すぎていまいち読む気が起きないってことです。
ごめんなさいごめんなさい。
ちょっとずつ読んでるんですけど。
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