4月16日の日記
2006年4月16日SFというジャンルに分類される小説を、
そもそもあんまり読んだことがないですが。
タイムトラベルもののSF作品として、というよりも、
少年少女が活躍するジュブナイルとして楽しめました。
主人公ムカつくけどねー。
アホみたいに賢くて、その癖ガキっぽい。
しかもそのことを自覚している。
目の前にいたらくびり殺してやりたくなるタイプだ。
まあ同属嫌悪かもしれない。
ちょっと前の自分の、というよりは今もまだ自分の中に残っている子供っぽさ。
俺はこいつほど博識ではないし、変わってもないけど。
「ぼくらはもう、『未来』ってやつを過去形の物語でしか語れない。」
時間旅行をテーマにしたSFってのは、少し前に全盛期を迎えて、
今ではちょっと下火になってるジャンルなんじゃないかと思う。
というか、これは勝手な私見だけれど、
SFという分野そのものが下降線を辿っているのではなかろうか。
多分こんなのは今までに多くの人がやってきた分析だろうけど、
SFってのはつまり「未来」を思うフィクションで、
これが大いに流行ったというのは、未来が希望に溢れてたってことだろう。
今はどうかって言うと、資源問題や環境問題、
増え続ける借金に貧困、高まる国家間の緊張と、
未来を見ればため息が出るばかり。
いやごめん、あんまレビューと関係ないな。
まあこんな感じの(どんな感じだろう)、
ニヒルでシニカルな生意気高校生たちが主人公のお話です。
なんですが、物語としてはドラマティック。
SFとかジュブナイル要素のほかに、ちょっとだけどミステリっぽさもあり。
まさに若者のための正統派エンタメ作品といえるでしょう。
構成に対して尺が長すぎる(一冊で終わらせられるだろ)気もするけれど、
その冗長さもそれなりに楽しめたのでよしとする。
4月11日の日記
2006年4月11日フランスで、若者をいつでも解雇できるみたいな法案ができそうになって
ものすごいデモが起きてやめになったらしい。
無茶苦茶だなあ……。日本じゃ絶対ありえない。
日本人は物分りがよすぎるのか。
ものすごいデモが起きてやめになったらしい。
無茶苦茶だなあ……。日本じゃ絶対ありえない。
日本人は物分りがよすぎるのか。
3月27日の日記
2006年3月27日「八年後に小惑星がぶつかって地球が滅びます」
という発表が出てから五年後の、
世界の混乱がある程度静まった状態の人々を描いたお話。
この設定と各話のタイトルはなかなか面白い。
けど肝心の中身のほうは、うーん。
いまいちと言わざるを得ない。
相変わらず読ませる力はあるし、文章は好きだし、
会話は面白いし、キャラクターも良い。
けどストーリーがなあ。設定頼りに過ぎる。
設定ありきのお話なんだ、っていうのはわかるけど。
こういう話にするためにこの設定があるのではなく、
まず設定があってそこに話を載せていったという。
そのせいでストーリーは
「よくある話を伊坂テイストで書いてみました」
って感じになっている。
登場人物がいきなり嘔吐したり、
「方舟」といういかにもな計画がちらちらと見えたりして、
もしかしてこれは終盤に向けての伏線なのか!?
と期待するも、特になにもなく。
うーむ。ラッシュライフの頃の緻密さはどこへやら。
伊坂自身がああいうのをやりたくなくなったんだろうけどなあ。
やっぱり残念。
あと「ヨール」はねえだろ、と思った。
3月20日の日記
2006年3月20日事件シリーズ第二弾(結局買ってる)。
トリックとかその辺は
前作同様「驚きの伏線」って感じ。
読み方がわかれば大体トリックもわかるというか。
それでいて真相そのものには
「そんなのわかるか」といいたくなる。
ってわけで、やっぱりミステリーとして読むべきではない。
でも面白いよ。前作に出てきたキャラクターは
メインでは出てこないんだけど、
新しいキャラクターもなかなかオモシロイ。
ミラル・キラルは言われてるほど凶悪にも見えなかったけど。
個人的に好きだったのが仮面の男のセリフで、
「いつも最善の手を選べるほど強い人はそういないから
僕たちは次善をなんとか良くしようと頑張っていかなくちゃいけない」
みたいなこと。力強く同意。
だからといって最善に価値がないとは思わないけどね。
まあそれが言いたかっただけです。
3月12日の日記
2006年3月12日暇なのでバイトを始めたはずが
バイトを始めた途端に忙しくなるという矛盾。
やらなきゃいけないことが多いという意味で、
今までで一番忙しいのは間違いない。
ばーかばーか
バイトを始めた途端に忙しくなるという矛盾。
やらなきゃいけないことが多いという意味で、
今までで一番忙しいのは間違いない。
ばーかばーか
ペクミンさんのところから持ってきました。
音楽バトンらしい。
うーん、そのうち質問多くなりすぎるよなあ。
まあいいや、いきます。
●よく聴く曲、アーティストは?
邦楽ロックバンドがメインです。たまに洋楽も。
最近はBEAT CRUSADERS、the band apart、DOPING PANDAあたりが多い。
他にもthe pillows、GOING UNDER GROUND、ELLEGARDENとか、
ミスチルやらスピッツも聴くし、挙げていくと割とキリがない。
●悲しい時に聴きたくなる曲は?
うーん、悲しい時に音楽聴きたいと思わないな。
セカイイチの「雨のぼり」とか聴くと泣けるかもしれん。
●嬉しい時に聴きたくなる曲は?
楽しい曲。
the band apartの「Eric.W」とか。
●元気が出る曲は?
基本的にノリの良い曲は元気出るよね。
ハイスタがはじめてのチュウをカバーした「My First Kiss」でも。
●カラオケの十八番は?
BLANKEY JET CITYの「赤いタンバリン」かなあ。
サークルの先輩からパクったんですけどね!
あと何故かMONGOL800の「小さな恋のうた」が好評でした。
HAWAIIAN6の「MAGIC」を歌えるようになりたい。
●友達と歌うなら、どの曲?
中学の友達とカラオケに行くと何故か
最後に「大きな古時計」をみんなで歌うという慣習があります。
ブルーハーツの「TRAIN TRAIN」とかもいいよね。
●好きな曲調は?
曲調、ってどういうことだろう。
テンポでいったら基本的に速めが好き。
●好きなアニソンとかありますか?
ブレイク工業歌ってた人の「マイペース大王」。
げんしけんのオープニングだったらしい。
●逆に引いちゃうアニソンは?
アニソンで引くってことはないと思います。
●あなたにとって音楽とは何?
なくては生きていけない、ってほどではないけど、
なかったらつまらない。
●音楽に目覚めたのっていつ頃?
うーん、高一くらいだったかなあ。
バンプから入りました。
●音楽CDって何枚くらい持ってますか?(追加分)
あまり買ってはこないけど、全部で30枚くらいだろうか。
●回す方
草餅、ポッちゃん、ザクロさん、平田、坂口、
ていうか見たら持ってってくれ
音楽バトンらしい。
〜〜エンドレスバトン〜〜
**ルール**
1.回ってきた質問の最後に“自分の考えた質問を足して”下さい
2.終わったら必ず誰かにバトンタッチして下さい
3.まとまりのないエンドレスバトンなのでどんな質問を加えてもOKデス
4.バトンのタイトルを変えないこと!
5.ルールは必ず掲載しておいて下さい
うーん、そのうち質問多くなりすぎるよなあ。
まあいいや、いきます。
●よく聴く曲、アーティストは?
邦楽ロックバンドがメインです。たまに洋楽も。
最近はBEAT CRUSADERS、the band apart、DOPING PANDAあたりが多い。
他にもthe pillows、GOING UNDER GROUND、ELLEGARDENとか、
ミスチルやらスピッツも聴くし、挙げていくと割とキリがない。
●悲しい時に聴きたくなる曲は?
うーん、悲しい時に音楽聴きたいと思わないな。
セカイイチの「雨のぼり」とか聴くと泣けるかもしれん。
●嬉しい時に聴きたくなる曲は?
楽しい曲。
the band apartの「Eric.W」とか。
●元気が出る曲は?
基本的にノリの良い曲は元気出るよね。
ハイスタがはじめてのチュウをカバーした「My First Kiss」でも。
●カラオケの十八番は?
BLANKEY JET CITYの「赤いタンバリン」かなあ。
サークルの先輩からパクったんですけどね!
あと何故かMONGOL800の「小さな恋のうた」が好評でした。
HAWAIIAN6の「MAGIC」を歌えるようになりたい。
●友達と歌うなら、どの曲?
中学の友達とカラオケに行くと何故か
最後に「大きな古時計」をみんなで歌うという慣習があります。
ブルーハーツの「TRAIN TRAIN」とかもいいよね。
●好きな曲調は?
曲調、ってどういうことだろう。
テンポでいったら基本的に速めが好き。
●好きなアニソンとかありますか?
ブレイク工業歌ってた人の「マイペース大王」。
げんしけんのオープニングだったらしい。
●逆に引いちゃうアニソンは?
アニソンで引くってことはないと思います。
●あなたにとって音楽とは何?
なくては生きていけない、ってほどではないけど、
なかったらつまらない。
●音楽に目覚めたのっていつ頃?
うーん、高一くらいだったかなあ。
バンプから入りました。
●音楽CDって何枚くらい持ってますか?(追加分)
あまり買ってはこないけど、全部で30枚くらいだろうか。
●回す方
草餅、ポッちゃん、ザクロさん、平田、坂口、
ていうか見たら持ってってくれ
2月23日の日記
2006年2月23日ここのところCDのレビューばっかりですね。
GOING UNDER GROUNDのアルバムが
昨日出たみたいですが、
僕はちょうどその先行シングルを聴いたところです。
世間からの取り残され具合が心地よい。
さて、この曲だけど……アツい!
「GOING UNDER GROUNDはトワイライトで終わった」なんていわせない!
いや誰も言ってないですか。
なんていうのか、最近の彼らのシングル曲は
「同じ月を見てた」とか「サンキュー」とか「きらり」とか、
ゆったりした「泣き」の曲が中心だったと思うんだけど、
まあそれはそれで良かったんだけど、
やっぱりやや食傷気味なところがありました。
で、この曲もタイトルを見たときはそんな感じなのかな、
ってちょっと思ってました。
けどイントロを聴いて崩壊です。何これ。
STAND BY ME的な軽快さとサンキュー的な切なさを掛け合わせたような、
GOING UNDER GROUND良いとこ取りみたいな曲です。
しかもその融合がすげえ上手くいってて、
良いとこ取りなんだけど焼き直しでなく全く新しい曲になっている。
若干サビがストレートすぎるかな、
と思うけどメロ部分が良すぎて相殺です。
これは今度こそ本当に「トワイライト」に代わる
彼らの看板になれるのではないだろうか。俺の中で。
アルバムにも期待できそう。
お金あったら買うのになあ……。
名前だけはずっと知ってたけど、
なんとなく聴く気になれなかったストレイテナー。
最近になってようやく聴いてみました。
あれ、良い。
バンドサウンドとしてはなんとなくthe band apartにも近い感じ。
バリバリのロックではなくて、どこか透明感がある。
そこに綺麗なメロディが加わって、聴いててすごく気持ちが良い。
ピロウズのトリビュートではそれほど注目してなかったけど、声も格好良いです。
まだそんなに曲数は出てないバンドですが、
この「Melodic Storm」は既に定番となっている模様。
確かにこれはわかりやすい。それでいて何度も聴くに耐える。
ここ何日かずっと聴いているような気がします。お勧め。
あと歌詞がすごく綺麗です。
メッセージ性が強い、というよりは表現が良い。
「動き出した風を使って舞い上がる
破り捨てた地図に閉じこめられた時間
砕ける水しぶきや 弾ける星屑が
闇雲に手を伸ばす指先に触れる瞬間に」
曲調と相まってなんだかすごくキラキラした感じに。
これもそのうち売れそうだなあ。
2月19日の日記
2006年2月19日
エレファントカシマシっていうバンドは、
やっている音楽の傾向としては
僕のストライクゾーンど真ん中!という感じではありません。
個人的にはもうちょっと軽い音楽のほうが好きだと思ってます。
でも、この人の歌がもっている
物凄いパワーみたいなものは感じ取れる。
一曲目の「歴史」を聴いたときのショックといったらなかった。
前にアルバム「good morning」を聴いたときも
かなりびっくりした記憶があるんだけど、
それでもこの曲の、特に最初のサビには敵わない。
こんなに暑苦しい歌い方なのに、曲は綺麗で、歌詞が強烈。
「歴史」を聴くためだけでも、
このアルバムを手に取る価値があったと思う。
もちろんそれ以外にも、「化ケモノ青年」とか「地元の朝」とか、
好きな曲はあるんだけど、やっぱり一番は「歴史」だなあ。
やられた。完全にぶっとばされた。
「残された時間の中でぼくら死に場所をみつけるんだ。
ぼくら死に場所をみつけるんだ。
それがぼくらの、ぼくらの未来だ。」
こんな歌詞でアルバムの一曲目が終わっている。
まあでも、絶対に人を選ぶと思うし、BGMとかには明らかに向いてない。
部屋に篭って歌詞カードを見ながら聴くのが正しい鑑賞法だと思います。
そしてぶるぶると痙攣する。ヤバイ。
やっている音楽の傾向としては
僕のストライクゾーンど真ん中!という感じではありません。
個人的にはもうちょっと軽い音楽のほうが好きだと思ってます。
でも、この人の歌がもっている
物凄いパワーみたいなものは感じ取れる。
一曲目の「歴史」を聴いたときのショックといったらなかった。
前にアルバム「good morning」を聴いたときも
かなりびっくりした記憶があるんだけど、
それでもこの曲の、特に最初のサビには敵わない。
こんなに暑苦しい歌い方なのに、曲は綺麗で、歌詞が強烈。
「歴史」を聴くためだけでも、
このアルバムを手に取る価値があったと思う。
もちろんそれ以外にも、「化ケモノ青年」とか「地元の朝」とか、
好きな曲はあるんだけど、やっぱり一番は「歴史」だなあ。
やられた。完全にぶっとばされた。
「残された時間の中でぼくら死に場所をみつけるんだ。
ぼくら死に場所をみつけるんだ。
それがぼくらの、ぼくらの未来だ。」
こんな歌詞でアルバムの一曲目が終わっている。
まあでも、絶対に人を選ぶと思うし、BGMとかには明らかに向いてない。
部屋に篭って歌詞カードを見ながら聴くのが正しい鑑賞法だと思います。
そしてぶるぶると痙攣する。ヤバイ。
2月18日の日記
2006年2月18日http://3.csx.jp/peachy/data/korea/korea.html
僕は、いわゆる右翼とか左翼とか、改憲とか護憲とか、
歴史認識だとか何とかに関して、
今のところは限りなくニュートラルな立場を守ろうとしています。
ここで書いたことはありませんでしたが、僕の所属しているサークルは
現代問題というつかみ所のないものを研究するところで、
週に一回のペースで、マルクスの「資本論」を読んでもいます。
ご想像の通り、右翼か左翼でいえば、
左翼的な考え方をする人が大半を占めています。
何らかの政治的な活動をするわけではないので、そうでない人も、
中にはすごい右翼な人もいるのですが、やはり少数派です。
僕はこのサークルに入る時点で、
こういった事情についてある程度知っていました。
それでも入会したのは、僕が彼らと同じく左翼的な思想を持っていたからでも、
逆に右翼的な思想を持っていて、
彼らの主張をなんとか捻じ曲げてやりたいと思ったからでもありません。
正直に言って、多少のうさん臭さを感じてもいましたが、
それ以上に、純粋に、このサークルでの活動が面白そうで、
またサークルの雰囲気が気に入ったためです。
我ながら、大学生のサークル選びとして、
これ以上ないくらい標準的で真っ当な基準だと思います。
同じようにして入会した一年生と、
そうでない、つまり何らかの政治的信条が先にあって入会した
一年生は、たぶん、半々くらいだったと思います。
それが今、一年生の終わりになって、
当初の立場を守っているのは僕も含めて二人だけです。
このサークルと、それから恐らくは伊坂幸太郎の影響で、
僕はいわゆるネット右翼というやつが嫌いになりました。
別に、主張していることが嫌いなわけではありません。
そこについては、初めに言ったように、
今のところニュートラルです。賛成も反対もしていません。
戦争とか歴史とかを語ろうという気になれるほど、
僕は知識を持っていないし、考察も甘いと思うからです。
それでも僕がこういう感情をもつのは、
僕の見てきた、彼らの嘲るところの左翼的な思想をもった人々のほうが、
彼らよりもよほど真剣に問題と向き合っているように見えるからです。
もちろん、ネット右翼の人たちが皆そうだと言うつもりはありません。
冒頭のページを作成した方などは、違うのかもしれません。
ですが、漫画家のいうことや2chに書いてあることなどを信じて、
ブログでお手軽に韓国を馬鹿にしている人のうち一体どれだけが、
講演会を主催したり、勉強会を立ち上げたりした経験を持っているのでしょうか。
そう思うと、僕はとてもネット右翼と呼ばれる人たちを好きになることはできません。
たとえ、その主張が正しくて、将来、僕が
似たような意見を持つに至ったとしても、好きにはならないと思います。
けれど、だからといって僕は、
左翼的な思想に賛同はしていませんし(反対もしていませんが)、
またそういった考えの人たちを必ずしも好いているわけでもありません。
例えば、サークルに、僕と同じく
大学に入るまでは完全にノンポリだった同級生がいます。
ところが、彼は今や立派な(といえば彼は否定するでしょうが、
僕から見ればやはり立派な)マルクス主義者です。
去年の四月に一人暮らしを始めた彼の家の本棚には、
既にたくさんの本があります。
いずれも、政治や経済などといった分野に関わるものばかりです。
それを見るだけでも、彼がとても熱心に
勉強しているのだということがわかります。
しかしまた、そのタイトルを眺めていると、
それらの本が、分野は多岐に渡っているものの、
傾向としては明らかに偏っていることに気付きます。
つまり、どちらかといえば左翼的な、
場合によっては共産主義的な主張を含んだ内容であると
予測されるものばかりなのです。
また彼は、講演会の場などでも、自分の考えに
合わないような内容には耳を傾けようとしません。
彼は確かに熱心に勉強をしていますが、
しかしこれでは本質的にはネット右翼と変わらないのではないか、と思います。
ネット右翼を自負する方が聞いたら怒り出すでしょうが。
そんなわけで、僕は安易に政治的な問題に関する判断を下すことを躊躇っています。
大学に入るまではほとんど興味さえなかったのですから、
立場としてはあまり変わっていません。
しかし、今は興味がないわけではありません。
むしろ、目を背けてはならない問題だと考えています。
いわば積極的な判断保留状態です。
この状態そのものに価値があるということはできませんが、
少なくとも僕は、安易に結論を下すよりマシだと思っています。
もちろん、いつまでも判断をしないでいるつもりはありません。
とはいってももうだいぶ長い間悩んでいますが。
僕がこのようなことを考えるようになったのは、
間違いなく今のサークルのお陰であって、
例えそこがマルクス主義者の巣窟であったとしても、
僕にとっての意義は変わりませんし、
また同時に、サークルでの活動が楽しいことも事実です。
悩むことが多いのも事実ですが。
最後に、この文章は特定の個人にあてたものではないことと、
右翼とか左翼という分類について言いたいことのある方もいらっしゃるでしょうが、
無知な学生の言うことと思って、
寛大に受け取っていただきたいということを付け加えておきます。
で、何が言いたいかというと、このページは
文字が多すぎていまいち読む気が起きないってことです。
ごめんなさいごめんなさい。
ちょっとずつ読んでるんですけど。
僕は、いわゆる右翼とか左翼とか、改憲とか護憲とか、
歴史認識だとか何とかに関して、
今のところは限りなくニュートラルな立場を守ろうとしています。
ここで書いたことはありませんでしたが、僕の所属しているサークルは
現代問題というつかみ所のないものを研究するところで、
週に一回のペースで、マルクスの「資本論」を読んでもいます。
ご想像の通り、右翼か左翼でいえば、
左翼的な考え方をする人が大半を占めています。
何らかの政治的な活動をするわけではないので、そうでない人も、
中にはすごい右翼な人もいるのですが、やはり少数派です。
僕はこのサークルに入る時点で、
こういった事情についてある程度知っていました。
それでも入会したのは、僕が彼らと同じく左翼的な思想を持っていたからでも、
逆に右翼的な思想を持っていて、
彼らの主張をなんとか捻じ曲げてやりたいと思ったからでもありません。
正直に言って、多少のうさん臭さを感じてもいましたが、
それ以上に、純粋に、このサークルでの活動が面白そうで、
またサークルの雰囲気が気に入ったためです。
我ながら、大学生のサークル選びとして、
これ以上ないくらい標準的で真っ当な基準だと思います。
同じようにして入会した一年生と、
そうでない、つまり何らかの政治的信条が先にあって入会した
一年生は、たぶん、半々くらいだったと思います。
それが今、一年生の終わりになって、
当初の立場を守っているのは僕も含めて二人だけです。
このサークルと、それから恐らくは伊坂幸太郎の影響で、
僕はいわゆるネット右翼というやつが嫌いになりました。
別に、主張していることが嫌いなわけではありません。
そこについては、初めに言ったように、
今のところニュートラルです。賛成も反対もしていません。
戦争とか歴史とかを語ろうという気になれるほど、
僕は知識を持っていないし、考察も甘いと思うからです。
それでも僕がこういう感情をもつのは、
僕の見てきた、彼らの嘲るところの左翼的な思想をもった人々のほうが、
彼らよりもよほど真剣に問題と向き合っているように見えるからです。
もちろん、ネット右翼の人たちが皆そうだと言うつもりはありません。
冒頭のページを作成した方などは、違うのかもしれません。
ですが、漫画家のいうことや2chに書いてあることなどを信じて、
ブログでお手軽に韓国を馬鹿にしている人のうち一体どれだけが、
講演会を主催したり、勉強会を立ち上げたりした経験を持っているのでしょうか。
そう思うと、僕はとてもネット右翼と呼ばれる人たちを好きになることはできません。
たとえ、その主張が正しくて、将来、僕が
似たような意見を持つに至ったとしても、好きにはならないと思います。
けれど、だからといって僕は、
左翼的な思想に賛同はしていませんし(反対もしていませんが)、
またそういった考えの人たちを必ずしも好いているわけでもありません。
例えば、サークルに、僕と同じく
大学に入るまでは完全にノンポリだった同級生がいます。
ところが、彼は今や立派な(といえば彼は否定するでしょうが、
僕から見ればやはり立派な)マルクス主義者です。
去年の四月に一人暮らしを始めた彼の家の本棚には、
既にたくさんの本があります。
いずれも、政治や経済などといった分野に関わるものばかりです。
それを見るだけでも、彼がとても熱心に
勉強しているのだということがわかります。
しかしまた、そのタイトルを眺めていると、
それらの本が、分野は多岐に渡っているものの、
傾向としては明らかに偏っていることに気付きます。
つまり、どちらかといえば左翼的な、
場合によっては共産主義的な主張を含んだ内容であると
予測されるものばかりなのです。
また彼は、講演会の場などでも、自分の考えに
合わないような内容には耳を傾けようとしません。
彼は確かに熱心に勉強をしていますが、
しかしこれでは本質的にはネット右翼と変わらないのではないか、と思います。
ネット右翼を自負する方が聞いたら怒り出すでしょうが。
そんなわけで、僕は安易に政治的な問題に関する判断を下すことを躊躇っています。
大学に入るまではほとんど興味さえなかったのですから、
立場としてはあまり変わっていません。
しかし、今は興味がないわけではありません。
むしろ、目を背けてはならない問題だと考えています。
いわば積極的な判断保留状態です。
この状態そのものに価値があるということはできませんが、
少なくとも僕は、安易に結論を下すよりマシだと思っています。
もちろん、いつまでも判断をしないでいるつもりはありません。
とはいってももうだいぶ長い間悩んでいますが。
僕がこのようなことを考えるようになったのは、
間違いなく今のサークルのお陰であって、
例えそこがマルクス主義者の巣窟であったとしても、
僕にとっての意義は変わりませんし、
また同時に、サークルでの活動が楽しいことも事実です。
悩むことが多いのも事実ですが。
最後に、この文章は特定の個人にあてたものではないことと、
右翼とか左翼という分類について言いたいことのある方もいらっしゃるでしょうが、
無知な学生の言うことと思って、
寛大に受け取っていただきたいということを付け加えておきます。
で、何が言いたいかというと、このページは
文字が多すぎていまいち読む気が起きないってことです。
ごめんなさいごめんなさい。
ちょっとずつ読んでるんですけど。
2月17日の日記
2006年2月17日今更読みました。
上遠野浩平初のミステリーである
「事件シリーズ」第一作。
あんまり期待してなかったけど、なかなか面白い。
ただ、ミステリー好きにおすすめできる作品ではないです。
確かに事件が起きて、探偵がトリックと
犯人を解き明かすという構成になってはいるけれど、
読者が一緒になってそれを考えるというよりは、
謎を解く探偵たちを眺めるという要素が強い。
異世界ファンタジーにプラスアルファで
ミステリー的なテイストが加わった、くらいに思うのが正しいと思います。
作品の内容としても、事件に関する考察なんかよりも、
各地を旅して回る描写のほうが圧倒的に多い。
殺し方、というか「どうやって無敵のはずの竜を殺したのか?」
という最大の謎の種明かしが、すごく好きでした。
「殺せるはずねえだろ!?」という問いへの答えというか。
そこそこ論理的ではあるし、なんかじわりとくる。
まあミステリーとしてはアンフェアなのかもしれないけどね。
どちらかというと「あっといわせる伏線」みたいな感もある。
何はともあれ、上遠野好きならおすすめ。
適学・適職診断
http://shingaku.mycom.co.jp/2006/tekishoku/
あなたの診断結果
「人 間」に関わること 2:関心がない
「企 業」に関わること 3:どちらでもない
「データ」に関わること 2:関心がない
「技 術」に関わること 1:全く関心がない
「研 究」に関わること 3:どちらでもない
「芸 術」に関わること 3:どちらでもない
これはひどい
http://shingaku.mycom.co.jp/2006/tekishoku/
あなたの診断結果
「人 間」に関わること 2:関心がない
「企 業」に関わること 3:どちらでもない
「データ」に関わること 2:関心がない
「技 術」に関わること 1:全く関心がない
「研 究」に関わること 3:どちらでもない
「芸 術」に関わること 3:どちらでもない
これはひどい